SONY α6700は野鳥撮影に使えそうか

買ったばかりのα6700。

昨年の7月発売ですが野鳥を撮影している人は多くはなさそう。

というかあまり売れていないみたいです。

このカメラから少し後に出たフルサイズのα7CⅡがあと6、7万円

出せば買えるので皆そちらへ行くのでしょう。

 

とりあえず息子に持たせていつもの公園でテスト撮影。

 

私も少し触りましたがAIプロセッシングユニット搭載の被写体認識が素晴らしい。

R7が反応しない距離にいる鳥も認識してくれるし

小さな鳥が木の上で動き回っていてもしっかりと追尾してくれます。

R7は被写体が小さいと簡単に見失ったり木の枝などにピントが行ってしまいます。

正直こんなに違うとは思いませんでした。

 

一番驚いたのはR7で頻発する

「手前に鳥がいてスポットAFで合わせているのに背景にピントが張り付く現象」

がほとんど起こらない点。

これが減るだけで野鳥撮影のストレスがかなり違ってきます。

 

惜しい点もあります。

メカシャッターの連写がR7が秒間15コマなのに対してα6700は11コマ。

物足りないわけではありませんがもう少し頑張って欲しかった。

それとメカシャッターのスピードが1/4000秒なのも残念な点。

R7は1/8000秒です。

カワセミの飛翔を止めるには1/4000秒必要なので何とかなるとは思いますが。

電子シャッターなら1/8000秒ですがローリングシャッター歪みが出ます。

 

さて、レンズです。

タムロンの150-500mmF5-6.7 DiⅢ VC VXDですがかなり良いですね。

懸念していたハイブリッドAFもR7の位相差AFと同等で

迷うことなくピントが合います。

 

描写がまた素晴らしい。

息子が撮影したスズメです。

500mm F6.7 1/1000秒 ISO500

容量制限のため画質を落していますが、お腹の羽毛一本まで解像しています。

この価格帯のレンズでここまで解像してくれるとは驚きです。

 

あとはカワセミの飛び込みにもAFが追従してくれるか?

R7と比べて歩留まりはどうなのかが気になります。

SONY α6700

α6700を買いました。

子供が野鳥撮影をしたいと言い出しました。

何度も意思を確かめましたが、どうやら本気のよう。

それならという事でカメラとレンズの検討に入りました。

最初は価格優先でAPS-Cの一眼レフと70-300mmズームでいいかと思いましたが

これからカメラを手にするなら一眼レフを買う必要は無いし

300mmでは短すぎて不満が出るだろうと考えて

APS-Cミラーレス+もう少し焦点距離の長いレンズという組み合わせで検討再開。

 

そうとなるとキヤノンニコンソニーあたり。

R7のトラッキングに手を焼いているのでキヤノンは除外。

ニコンAPS-C機はZ30、Z50、Zfcがありますが性能的に動体向きではありません。

残るはソニー

ソニーのカメラには興味が無くノーマークでしたが

調べたらα6700というAPS-C機がありトラッキングも評判良く意外とよさそう。

 

R7と同じ価格帯で子供には贅沢な気もしますが

もし本人が飽きたら私が使おうという事でソニーに決定。

 

さてレンズですが私は絶対に純正がいいという考え。

なのでFE200-600mm F5.6-6.3 G OSSでいくつもりでした。

しかし子供が持つには重いうえに重心が前よりで持ち歩きが辛いかなと。

サードパーティ製も含めて検討した結果

タムロンの150-500mmF5-6.7 DiⅢ VC VXDに決定。

 

 

R7はアダプターが付いているのとフードの形状から全体的に長く見えますが

レンズ単体ならキヤノンが193mmに対してタムロンが209mm

最大径はほぼ同じでフィルターサイズはキヤノン77mm、タムロン82mm

カメラを含めた重さはR7が2480gでα6700が2530g

 

さて、どうなりますか。

 

 

EOS R7 イタチ

いまにも降り出しそうな天気。

ダメ元でいつもの公園へ。

 

茶色の生物が視界に入るなと思ったら川の対岸にイタチがいました。

EF100-400mm F4.5-5.6 L ISⅡ USM ノートリ

非常に警戒心が強いですね。

コンクリートの割れ目に姿を消しました。

野良猫くらいのんびりしていたらもっと写真が撮れるのに。

 

カワセミが無事結婚できたのか気になっていましたが

すぐ雨が降ってきたので撤収。

 

今週末の鳥撮りは全滅です。

EOS R7 カワセミ恋の季節

いつもの公園。

カワセミは現れません。

来ても定位置の枝や石に数秒止まるだけで飛び去って行く。

繁殖期に入り行動が変化してきました。

EF100-400mm F4.5-5.6 L ISⅡ USM ノートリ

向かって右がメス、左がオス。

お互いを恋愛対象として意識しながらもまだ警戒しているのが

この微妙な距離感からも伝わってきます。

もっと仲が進展してオスがメスに魚をプレゼントする求愛給餌が成立して

初めてカップル誕生です。

 

さて、どうなりますかね。

EOS R7 カワセミ連続

午前7時いつもの公園です。

風が強い。

繁殖行動に入っているのかカワセミの鳴き声も聞こえません。

撮影が一週間も空くと様子がガラリと変わっている事も多く

週末カメラマンには状況の把握が難しいですね。

 

1時間経過してもカワセミの出が悪いですね。

EF100-400mm F4.5-5.6 L ISⅡ USM ノートリ

ようやくメスが来ましたが1回飛び込んただけでどこかへ行ってしまいました。

ローリングシャッター歪みが出ています。

 

3時間経過した頃からオスが登場。

遅くなったお詫びでしょうか?何度も飛び込んでくれました。

最近は使っていなかったメカシャッターでいきます。

EF100-400mm F4.5-5.6 L ISⅡ USM ノートリ

同じ個体。連続写真です。

全てノートリ



メカシャッターを使っていて「??」と思う事がありました。

下の2枚は連続写真ですが間隔が空いています。

メカシャッターで秒間15コマなので本当なら2目の間に

もう3枚くらいは撮れているのですがシャッターが切れませんでした。

EFレンズだからかもしれません。

キヤノンミラーレスの性能を100%引き出すにはRFレンズの方がいいのでしょう。

でもEF100-400のⅡ型に代わるRFレンズが無いんですよね。

 

ニコンのZマウントは400mm、600mm、800mmに

「少し暗いけどその分軽量で妻の許可が下りるかもしれない価格帯」

単焦点を揃えているんですよね。

キヤノンだと100-400、100-500、200-800のズームからランクアップとなると

ヨンニッパやロクヨンといった大砲しか選択肢が無いのが現状です。

ここはニコンが羨ましいですね。

 

EOS R7 カモの季節もあと少し

今冬は暖冬のせいもあるのか、いつもの公園にはカモの飛来が少なかった気がします。

毎年来るキンクロハジロハシビロガモ見かけませんでした。

 

ヨシガモ

 

オカヨシガモ

 

以下はカモではありませんが公園の常連。

オオバン

 

カイツブリ

 

EOS R7 AFが後ろに抜ける現象

いつもの公園に行きましたがカワセミはほとんど出ず。

「昨日はたくさん出た」と言われ昨日行けばよかったと後悔。

 

ヒクイナ EF100-400mm F4.5-5.6 L ISⅡ USM トリミング

朝の決まった時間に葦から出てきて餌を食べます。

警戒心が強く少しでも何かの気配がすると葦の中へ走って逃げてしまう。

実はもう一羽いるんですよ。

二羽で飛んでいるのを確認したのでペアだと思います。

なんとか二羽同時に撮りたい。

 

シメ EF100-400mm F4.5-5.6 L ISⅡ USM トリミング

メスですね。

雌雄で似たような配色の鳥ですがオスは目の周りがもっと黒いです。

 

さて、R7ではピントが被写体の後ろに張り付く問題がしばしば起こります。

AFエリアが何であれ背景がゴチャッとしていると

カメラがそっちへピントを合わせてしまいます。

「いや、手前にカワセミがいるんですけど」

この写真の背景はだいぶ後ろですが

それでもカワセミはガン無視で背景にピントを合わせてしまう。

レフ機でも頻度は少ないですが同様の事は起こります。

ですがAFボタンを押せば再駆動して手前の鳥にピントが来るんです。

 

ところがR7は一度背景にピントが張り付くとAFボタンを押しても

ウンともスンとも言いません。

「俺はここからピントを動かしたくないんだ」とカメラが言っているかの様。

最初この現象にあった時はカメラが壊れているのかと思ったくらいです。

今の所解決法はMFでピントを被写体の前にもってくる事くらいでしょうか。

 

これが足枷になるのがカワセミの飛び込み。

AFフレーム内でカワセミを捕えているのに

背景の水草等にピントが張り付いてしまうとエライ事になります。

最初から最後までこの状態。

私の修業が足りないのもありますが、さすがに愕然とします。

レフ機なら最初の1、2コマはピントが外れても

3コマ目あたりから手前の被写体にピントが戻るんですよね。

 

R6 MarkⅡを使用されている方も同様の事を仰っていましたし

他社のミラーレスでもそういった声が散見されるので

これはもうミラーレス全般の特性ではないかと思います。

 

レフ機とはピントを合わせに行く仕組みそのものが違いますし

ミラーレスのAFは発展途上でもあるので

得意不得意を理解した上で使用していくのがいいですね。

良いカメラなのは間違いないので。