前の記事の続きです。
R7のイマイチなところをいくつか。
最大の長所である高画素が全体の足を引っ張り欠点となってしまっています。
まずAPS-Cセンサーに3200万画素という狭い画素ピッチの弊害でブレにシビアです。
低画素機では気にならないような微ブレまで拾ってしまいます。
またISO耐性も高くありません。
カワセミの動きを止めるには1/4000秒でシャッターを切りたいのですが
日陰や曇りなど条件の悪い時にはSSを稼ぐのに苦労します。
個人的にはISO1600が限界かな?と思っています。
さらにR7の性能を引き出すには解像度の高いレンズが必要です。
ボディは安価だけどレンズにお金がかかるという。
これも高画素機ゆえの悩みです。
他にはメカシャッターのフィーリングが悪いのも気になる点です。
「カシャ」ではなく「シャカカン」という妙なシャッター音と手に伝わる嫌な振動。
これが嫌で電子シャッターを使うようにしていますが
こちらはカワセミの飛びもの等、動きの速い被写体を撮影した時に
ローリングシャッター歪みが派手に出る場合があります。
カワセミの羽の先端がおかしな事になっています。
さらに水面に映るカワセミの羽の角度が全然違います。
こんな感じでローリングシャッター歪みが出ます。
水を弾き飛ばそうとして頭を振っているところです。
クチバシが歪んでいますね。
こんな風に出ることもあります。
価格を考えると仕方のない部分ではありますが
せめてメカシャッターのフィーリングを何とかして欲しかったですね。
レフ機の官能的なシャッターが羨ましい。
書いていたら欠点の方が多くなってしまいましたが
それらを理解して使えば素晴らしいカメラなのは間違いありません。